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  ツエルマットその1   
1999年5月
 
 
ツエルマットには都合4泊してしまいました。というのはチューリヒからクア経由で氷河特急に乗り継ぎ、ようやくツエルマットに到着したのですが、途中は好天だったにもかかわらず、到着したら雨模様となりました。その日は雨の中で山歩きをするわけにもいかず、(せっかく歩くのに山が見えないのではしかたが無いという軟弱な精神からですが)、ホテルに篭っておりました。といっても傘を借りて市内をあちこち散策はしましたけれど。

クアからツエルマットまでは氷河特急のパノラマカーに乗りました。弁当はチューリヒの駅で購入したサンドイッチとコーラとガス入りのミネラルウオーターです。

なぜガス入りかと言うと、以前旅のプロにガス入りでないと、いんちき詰め替えの水入りと飲まされるリスクがあるとのアドバイスがあったから。東南アジアならいざ知らず、スイスでそんなことがあるかな?とおもいつついまだにガス入りを飲んでいます。 

氷河特急とは名ばかりで実はスピードだけとってみればまさに鈍行なのです。ですからチューリヒから7時間程かかりました。いくら景色が良くても飽きますね。これは相当に疲れた頃。 

ツエルマットの町は意外に小さく、また環境保全のため車は全部電気自動車でした。なかなかかわいいボックス型というより箱そのものでしたが。

メーカーは多分同じでしょう。形はまったく同じ。サイズが違うのがありましたが、あとは同じです。違いはペイントの模様だけ。

結構力がありました。乗り心地はあまりグッドではなかったです。


ホテルは日本でインターネットで予約をしておりましたので、あわてないですみました。鉄道の駅の無料電話で到着を連絡したら、例の電気自動車で迎えに来てくれました。只でした。(でも片道だけ。帰りは仕方がないので、徒歩で駅までいきました。)


ホテルといってもなんとなく家族経営の民宿のイメージです。食事は朝だけですが、パンとチーズとソーセージ(ハム、サラミ)とジュースという簡単なもの。欲張って昼飯用に持ちかえろうと思いましたが、つまらないところで日本人の評判を落としてもと思い、これは思いとどまりました。食べかけのチョコレートを持ちかえったら嫌な顔をされました。どうせ嫌な思いをするならやっておけば良かった!

その次の日も雨、ロープウエイの駅まで出かけて上の様子を聞きましたが、何と山の上は吹雪だったそうです。

新婚旅行中の日本人若夫婦がこぼしてました。日程が限られている彼らにとっては強行せざるを得ないのでしょうが、ちょっぴり可哀相でした。あまり日程にこだわらない私達は天気が良くなるまでここに滞在するつもりでしたから、そこは落ち着いたものです。結局、この日はまたまた雨中の散歩とスーパー^マーケットを探して食料調達をしました。 

私達は二人とも小食でかつあまり肉類,油分の多い食事は苦手なので、極力外食を避けて、自炊することとしています。 そのほうがいろいろ栄養的にも優れているし、バランスがとれた食事が出来ると信じていますので。またホテルの部屋でかしこまらずパジャマ姿で食べられるという気軽さもありますが。

大概、スーパーで買うものはパンとソーセージ、果物(りんご、バナナ等)、ミルク、ヨーグルトなども良く買うものの一つです。うまくいけばインスタントのカップラーメンなども手に入れることができます。さすがにツエルマットではカップラーメンは探せませんでした。でもカレー味のカップラーメンのミニサイズを日本から沢山もってゆきましたので、今回は大丈夫!

その次の次の日も午前中は雨。 ついていないな!と思いましたが、スイスでは標高1000メートルを超えると天気が変わるということを思いだし、小雨になったのを機に思い切ってスネガ(ここから見るマッターホルンは最高と言われています。)に向かいました。最初は曇っていましたが、ちょっと待っていたらだんだん明るくなってきて、マッターホルンが雲の中からわずかに顔を出しそうになりました。その時の写真が下のものです。 

なかなか晴れないツエルマット。でもさすが3日目になると町の見物も飽きてきました。とうとう雨の中を出かけることとしました。

とりあえず、手近にマッターホルンを見られる場所で、一説によればここから見るマッターホルンが一番といわれているスネガを目指すこととしました。

スネガには地下ケーブルカー(ケブルカーの地下鉄版です)で向かいます。
乗客は私達のほかは上のレストランの従業員とおぼしきお姉ちゃんが一名のみ。それでもケーブルカーは山に向かって上のほうが景色が見えると思い、二人してプラットホームというか階段を上りようやく先頭車両に乗りこみました。

出発してから気がついたことは、全線トンネルの中ですから、外は何も見えないということ。見えたのは向こうのほうの終点の駅の明かりだけ。あまりの馬鹿さ加減に二人して失笑です。どうりで乗り合わせたお姉ちゃんが変な顔をしてました。二人でどたばた階段を上がってましたから。出発時間が迫っていたので急いでいたのです。

さて、終点について外にでたら、あたり一面雪景色(季節は5月の下旬です!) 売店の人に聞いたら前日は吹雪だった由。展望台の手すりにも雪が積もっていました。天気がよければ歩いて降りようと計画していましたが、私達の装備ではちょっと難しいとのこと。結局断念しました。
 
スネガの展望台で。
晴れていれば後ろにマッターホルンが見える筈でした。薄手のジャンバーだけでしたから、寒かったこと。

しばらく雲の切れ間を待ちましたが、結局雲が厚くて見えず。でもだんだん明るくなって晴れ間が多くなってきたため、もうすこし高いところから見てみようと直ちに下山。この辺がツアーと違って便利です。

やっぱりマッターホルンは見えず。でも晴れていて、後ろのクライネマッターホルンは良く見えました。